市長からのメール

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(ネコの手からの質問メール)
平成18年度、19年度と市民協働たねからみのりで「保健所に収用された犬をより多く、飼い主に返還できるようブログで情報発信するための」提案させていただき、今までネコの手でこの情報発信をしてまいりました。今年度より浜松市保健所では収容される迷子犬ネコ情報を浜松市のhpにて発信することとなり、私が行なってきた市民への情報発信を引き継いでいただきました。

> 4月2日に浜松市保健所生活衛生課に伺い、私が今まで発信していた情報で、今回の浜松市の発信している情報から外れている、収容された犬のその後の情報(飼い主に返還された、新しい飼い主に譲渡された、処分されたなど)を発信したい旨を伝えたところ、担当者より、「そのような考え方をされるのなら、ボランティアをやめてください。」や、「迷子動物の飼い主探しを市がすることは、市民サービスが過剰である。」などの発言がありました。
>
> 市民協働という考えから、今まで活動を行ない、市職員の方は浜松市民のために業務を行なっていただいていると思っていましたが、「ボランティアをやめろ」「市民に対してサービスが過剰」などという発言にはびっくりいたしました。
>
> 県動物愛護管理推進計画の「飼い主責任」の項目を、動物飼育は飼い主の責任だから自分達は関係ないというような浜松市の独自の考えに、浜松市の動物行政が今後、どうなるのか心配になりました。

>
> 是非、鈴木康友市長のお考えをお聞きしたいと思います。お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いたします。
>
(回答)
>はじめに、市のホームページにあります市が保護した犬(抑留犬)のその後の情報の記述についてです。

お手紙にありますように、市では、本年4月より抑留犬の情報を市のホームページに掲載し、公開を始めております。動物愛護の基本は、動物の命を守ることにあるのは言うまでもありません。そして、飼い犬が迷子になった場合の探索は、第一義的には飼い主の義務と考えます。市ホームページによる情報公開は、飼い主が義務を果たすお手伝いをするものであって、責任を果たさない飼い主に代わって市が行うものではありません。抑留犬のその後の情報提供が、単なる好奇心の対象になったり、誤解を与えるようなことになってはいけません。

こうした考えから、市としては、ホームページに掲載された個々の犬の顛末については記載していませんが、年間実績として飼い主への返還数、新しい飼い主への譲渡数などを年報として報告しておりますので、ご理解いただきたいと思います。



つぎに、飼い主責任についてですが、動物愛護管理法の規定により、静岡県が「動物愛護管理推進計画」を策定しました。その取組方針は、『多くの動物が処分されている等の問題の解決に向けて、「飼主責任の徹底」、「人と動物の安全と健康の確保」、「地域活動の拡充」を3本柱とし、「人と動物とが共生する社会の形成」』を目指しています。そして、計画の目標には、「犬・ねこの処分頭数の半減」を掲げています。この目標の達成には、「飼主責任の徹底」が必要であり、これなくして不可能です。

浜松市においても、市民の意識向上(不妊去勢の徹底、終生飼養、所有の明示という飼い主の責任の徹底)というバックアップがなければ、目標の達成は難しいと考えます。動物行政を預かる浜松市といたしましても、この点を念頭にこれからもしっかりと取り組んでまいりたいと考えています。また、動物愛護活動にご尽力いただく皆さまをはじめとした関係者との連携の重要性はいうまでもありません。是非、この点をご理解いただき、ご協力いただきますようにお願い申し上げます。



最後になりますが、ご意見にありました保健所生活衛生課におきまして、ご意見ご質問に市民の目線に立った分かりやすい説明が十分になされず、ネコの手様に不安や不信を与えるような発言がありましたことをお詫びいたします。


4月1日より浜松市hpへ移りました。今の迷い犬情報はこちらです


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